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レーザスキャナの活用事例-7
技術情報

点群データを用いたサーフェスモデルの作成と数量算出
地上レーザスキャナを活用した実例、第7弾として、点群データをサーフェスモデル化し、盛土量を算出した事例をご紹介します。
点群データによる高精度な土量算出
今回の事例では、地上レーザスキャナにより取得した三次元点群データを基に、盛土部のサーフェスモデルを作成しました。
従来の「平均断面法」では、変化点ごとに断面を作成し、区間ごとの断面積を平均して土量を求める必要があり、形状の複雑な盛土では作業負荷が大きく、精度にも限界がありました。
これに対し、レーザスキャナによる三次元点群を活用することで、地表面を面的に把握でき、「点高法」による自動演算によって土量を迅速かつ高精度に算出することが可能となりました。



サーフェスモデル化による効率化
点群データをサーフェスモデル化することで、従来の断面作成作業を大幅に削減し、解析作業の自動化・標準化が実現しました。
また、同一座標系上で既設地盤や出来形データとの比較が容易となり、設計・施工・出来形管理の一連の工程における整合性確認にも有効です。
地上レーザスキャナを用いた三次元計測は、数量算出のみならず、出来形管理・変位計測・構造物の維持管理など、幅広い分野で活用が進んでいます。
当社では、現場条件に応じた最適な計測・解析手法をご提案しております。お気軽にご相談ください。
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