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レーザスキャナの活用事例-3

技術情報

今回は地上型レーザスキャナを活用した実例第三弾をご紹介します。

三次元計測の強み

三次元計測の大きな利点は、側面・上方・下方を同時に計測できることです。これにより、立体的な情報を正確に把握し、計測対象の位置や形状をリアルにデータとして取り込むことが可能となります。また、中空に存在する対象物なども三次元的に計測し、解析することで、通常難しいとされる状況でも2次元データを生成することができます。

鉄道施設での実践事例

今回の実例は、鉄道施設内での施工後の位置調査に焦点を当てています。鉄道施設は、限られた夜間の作業時間の中で多くのデータを収集する必要があり、その要望に地上型レーザスキャナが対応可能です。

具体的なケースでは、鉄道の施設内で発生した工事後の変更点や位置のズレを正確に捉え、数値化(図面データ化)しています。これにより、運用中の鉄道施設においても正確な位置情報を得ることができ、運行の安全性やメンテナンスの効率を向上させることが期待できます。

点群データ:パース表示
点群データ:断面視点
CADデータ:計画重ね合わせ断面図

短時間で多量のデータを収集

鉄道施設は、その特性上、夜間に行う作業が多く、しかも時間が限られています。地上型レーザスキャナは高い精度で短時間に多くのデータを収集できるため、施工後の位置調査において非常に効果的です。作業時間の制約がある中で、正確な計測データを得ることができるのは、プロジェクトの進行において大きなメリットと言えるでしょう。

データの有効活用

取得したデータはCADデータとして活用され、計画データとして簡単に作成できます。これにより、変更点や位置ズレに対する対策を効率的に検討することができ、運用上のトラブルを未然に防ぐことが可能です。

他にも、様々な活用をしております。お気軽にご相談ください!

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※当社ではMatterportの撮影も対応可能です。